ウキヤガラ  [浮矢幹]  カヤツリグサ科  花: 5~8月

Bolboschoenus fluviatilis flowerhead2 NC - Flickr - Macleay Grass Man.jpg


 海岸近くの湿地などにはえる多年草。長い地下茎がある。茎は高さ20~100cm、3稜形、ときに基部は肥大して径0.8~30mmの塊茎となる。葉は茎の下部に数個。葉身は扁平で幅2~5mm、上方のものは茎より長い。小穂は密集して1~6個の頭状となり、卵形で長さ8~15mm、幅6~8mm、赤褐色で光沢がある。果実は倒卵形、長さ3.5~4mm、多くは凸レンズ状、柱頭2個。刺針状花被片は2~4本で果実の半長。黄褐色から褐色に熟し光沢がある。ウキヤガラの果実は3稜形で柱頭は3個。花序の柄は長く散房状。
◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社 47版)218、日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)178、日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)644-645