アゼテンツキ [畦天突] カヤツリグサ科 花: 7~9月

 

 平地の畑、田の畦などにはえる小型の一年草。茎は細く高さ10~20cm。葉は軟らかく糸状。幅0.5mm。小穂は広披針形、長さ4~10mm、幅1.5mm。鱗片には外曲する長芒があり剛毛があるように見える。果実は淡褐色、レンズ形、倒卵形、平滑、長さ0.7mm。花柱の基部に果実の上半にかかる長毛がある。メアゼテンツキは似ているが、鱗片の芒が短く直立。コアゼテンツキは似ているが高さ5~15cm、鱗片が凹頭、花柱の基部に長毛がない。
◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)175、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)232、日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)594-595